危険なアイツと同居生活
「いいこと聞かせてもらった。
それをそっくりそのまま蒼に伝えてやろう」
「えぇ!?」
顔からぼっと火が上る。
熱くて身体中から汗が吹き出る。
「やっ……やめてください!
そんなの、恥ずかしいです!!」
焦るあたしに、
「『You and I』ほどは恥ずかしくねぇだろ」
楽しそうに笑う優弥さん。
あぁ、あたし、完全に遊ばれてる!
だけど良かった。
優弥さんがその気じゃなくて。
あたし、まだ蒼のそばにいれるみたい。
「言ってるだろ。
俺たちはアイドルじゃねぇ。
自由恋愛だ。
仕事に支障がなきゃ、好きにすればいい。
蒼は唯ちゃんがいれば頑張ってくれるからな」
そう言って優弥さんは楽しそうに笑っていた。