危険なアイツと同居生活





うそ……。

なんでここに彼がいるの?





あたしは呆然と彼を見ていた。





チェックのシャツに、ダメージジーンズ。

帽子からは茶色のストレートヘアが流れ出ている。

聞かなくても誰か分かる。

彼はTODAYの




「隆太……」




だったのだ。





「僕のこと、覚えていてくれたんだ」




隆太はめいっぱいのアイドルスマイルを放つ。

そのスマイルを受けて、何だか頭がくらくらした。





どうしてこんなところにいるの?

優弥さんといえ、隆太といえ、目立って仕方が無いよ。




< 419 / 528 >

この作品をシェア

pagetop