危険なアイツと同居生活





ー蒼sideー





「なーに、慎吾?」




俺は電話の向こうの慎吾に向かって呑気な返事をした。

だけど、慎吾の声は心無しか暗かった。

嫌な予感がする。





『蒼、最近何してるの?』



「大学生活エンジョイ」



『練習とか、ボイトレとか行ってないよね?』



「あ、忘れてた」



『それが駄目だったんかな……』




慎吾らしくない返事が返って来た。




『俺も最近、ずっと遊んでたんだけどね……』




そう言って慎吾は、衝撃的な話をした。





< 475 / 528 >

この作品をシェア

pagetop