危険なアイツと同居生活




あたしたちはFの話に花を咲かせ、

蒼の前ではゆっくり見れないFのDVDを鑑賞して騒いでいた。




「あぁ……やっぱりかっこいい……」




胸が熱くて、きゅっと痛くて、くすぐったくて。

こんな気持ちにしてくれるのはFだけ。

あたしは、Fからもう離れられない。







夜遅くまで亜美と話し込んで、明け方に眠りについた。

蒼はやっぱり帰ってこなかった。

そして夢の中……

扉が開いた音がして、どすっと重いものが倒れた気がした。



< 482 / 528 >

この作品をシェア

pagetop