危険なアイツと同居生活
次の朝……
「やばっ!寝坊した!!」
亜美の声で目を覚ます。
慌てて時計を見るが、時計は六時半を指していた。
「亜美、まだ朝……」
かすれた声でそう言ったが、
「今日、昼からバイトなんだ!
だから朝イチのバスで帰らなきゃ」
亜美はそう言って怒涛の勢いで荷物をまとめ出す。
そんな亜美を、あたしは寝ぼけ眼で見つめていた。
「唯!洗面所借りるね!」
そう言って部屋から出た亜美は、
「きゃぁぁぁぁあ!!」
朝っぱらから大きな悲鳴を上げた。