危険なアイツと同居生活
「もともと、無理があったよね。
俺たちキャラ違うし」
「あぁ。太ったおっさんやってた方が楽しかった」
「結局、優弥の趣味だよね」
そう言って笑う三人。
言っていることは文句なのに、顔はすごく悲しそう。
三人の言っていることは、ただのでまかせだ。
無理をしても、しんどくても、Fがいい。
そんなことを全身で語っていた。
「ねぇ、どうして解散ってことになったの?」
思わず聞くと、
「俺たちが不真面目すぎたのかもしれない」
慎吾が静かにそう言った。
「優弥は面と向かって言わないけど、事務所の人と話しているのを聞いたんだ。
優弥が新しいグループのプロデュースをするって」
「優弥の夢、プロデューサーだもんな。
今さらすがることも出来ねぇや」