危険なアイツと同居生活
「てめぇら、頂点を極めるんじゃねぇのかよ。
ここで満足なのかよ」
「優弥……でも……」
「でもじゃねぇ!
やるか、やらねぇのか!?」
「や……やるに決まってるでしょ!!」
蒼は叫んでいた。
叫びながら、いつもの太陽のような笑顔で笑っていた。
目の淵に涙を溜めて。
「マジかよ!ひゃっほー!!」
賢一が飛び上がる。
「もう、心配させて」
慎吾は机に突っ伏して、とうとう泣き出してしまった。
こんなみんなを見ていると、あたしも目頭が熱くなってきて、心が温かくなってきて。
あたしも、みんなと一緒に笑っていた。
良かった。
本当に良かった!!