危険なアイツと同居生活
「ゆーいちゃんっ!!」
急にイヤホンが取られ、変わりに蒼の大声が響く。
「もう、何してんの!?
何回呼んでも……」
そう言った蒼の大きな瞳は、あたしのパソコンの画面を凝視していた。
「ひ……ひょぇぇぇぇぇ!!」
間抜けな叫び声を上げるあたし。
慌ててパソコンの画面を覆い隠す。
や……やばい。
心臓止まりそう。
今のあたしは、隠れてAVを見ていたのがバレた少年のよう。
何だかいけないことをしているみたいで、怖くて蒼を見ることが出来なかった。