俺様優等生、猫かぶり少女の恋物語
「もう知らねぇ…」

「え?」

「俺も帰る…じゃあな…」

急に翔が手を離してそのまま後ろを向くと
帰ってしまった…

「ぁ…違うの…違うんだよ…」

―そう違うの…辛いの…好きになると苦しくて自分が可笑しくなる…怖いんだよ、この関係がいつか崩れそうで…―

咲は誰も居ない歩道でただ一人
立ちすくんでいた
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