とっても優しい俺様王子様♪

「奏多君、いつお餅焼いたんですか？」

「…は？」

「だって…焼き餅って！」

「…はぁ。こんなとこで天然かよ？あのな、俺は嫉妬したっつったの」

「え」


嫉妬って…！
あぁ、どうしよ！

顔に熱が…。きっと今真っ赤だよ！

嫉妬…奏多君が私に…。

「美里…、そんな可愛い格好すんの俺の前だけな」

「はい！」

なぜか返事をしてしまった。

奏多君の為なら…そう思えてきて…。

ずっと思ってきたけど…。

あのお兄さん達に話しかけられて(ナンパだと気づいていない)
怖くなって
それを奏多君に助けてもらって…
気づいてしまった。
私…