約束


その時、俺は、気づいた。




俺は、あおいが大切だと。




俺は、あおいが、好きなんだと。





いつのまにか、他の女の子と会わなくてもよくなっていた。




いつも、女なんて、めんどくさいと思っていた事も、忘れていた。




そして、人になにかしてあげたいとおもった事。




必要とされたいと思った事。





気づくと涙が頬を伝っていた。




そんな俺を、あかりはびっくりした様子でみていた。




「俺、カッコ悪いな。」
 
< 26 / 64 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop