約束


いつものとおり、俺が、あおいの病室に行くと、そこにあおいの姿はなかった。




「まさか。」




目の前が真っ暗になった。




まだ、早いだろ。




まだ、待ってくれ。




呆然と立ち尽くす俺の前に、あおいがひょいと顔を出した。




思わず駆け寄り抱きしめた。


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