地蔵男子くんへ……
旅行2日目
翌朝。目が覚めたので携帯を見た。時刻は午前3時45分。窓から外を見ると、まだ暗かった。ぼ~っと外を見ていると、連絡のベルみたいな音が。
「おはようございます。よく眠れましたでしょうか。本日の天気は晴れ……」
さっきのベルは目覚ましだったのね。今日は晴れなんだ。また外を見ると、港からネオンで飾られた街と大観覧車が見えた。少しずつ空が明るくなった。荷物を持って部屋をでた。
昨日のお昼に集合した踊り場に、皆が立っていた。
「おはようございま~す」
「おはよう。よく寝れた?? 」
「はい。寝れましたが、起きたのが3時45分だったので、まだ少し眠いです」
社会人学生と話した。今日から北海道にいるんだと考えただけで、ワクワクしてきた。
フェリーを降りて、外に出た。午前6時前だから、店は開いてない。私たちは埠頭を歩いた。太陽の光が海に反射して綺麗だった。新潟(じもと)にいると早起きが出来ないくせに、旅行だと早起きするなんて口が裂けても母に言えない。
「そこの2人、写真撮るから並んで」
社会人学生のお姉様1人がデジカメを持って話しかけてきた。私は友人と2人で撮ってもらったり、先生とお姉様を撮ったりした。
「そろそろ、レストランが開くだろうから、そこに行って誰と、どの車に乗るか決めつつ、珈琲を飲もう」
先生の提案をうけ、レストランまで歩いた。先輩方(特に4人組の1人)は眠そう。夜遅くまで起きていたのか、大欠伸をしてぐったりしていた。レストランに入って珈琲(もしくは、紅茶)を注文してから、誰がどの車に乗るか決めた。くじ引きかな??
先生がメモに何か書いている。どうやら、あみだくじで決めるみたい。
「先生の車には乗りたくないよね」
「そうだけど、それを言ったらマズいよね」
「こっちで合流する子が先生の車だと良いよね。どうか、先生の車に当たりませんように」
合掌して、あみだくじの番号を選んだ。線をたどると、3号車だった。友人は2号車。あみだくじで決めた理由を先生に聞けば、「色々な人と交流するため」だとか。昨日初めて会った人たちと、何を話せばいいのかわからない。まして、1番年下だから気遣いも注意しないといけない。
「先生は、何号車?? 」
「私は1号車です。1年生は誰も乗らないね」
そう言って寂しそうな顔をした。どうやら、こっちで合流する予定だった子が体調不良のために、急遽キャンセル。先生の車に乗らずにすんだことは、正直嬉しかった。でも昨日の彼は、2号車だったのが残念。あとで友人から情報を聞けばいっか。
最終確認で、3号車に乗車するメンバーは、2年生と3年生の先輩(4人組の2人)に、社会人学生のお姉様。運転するメンバーは、2年生と3年生の先輩が交代でするとのこと。先生いわく「1年生は免許を取って日が、まだ浅い(特に私)。 女性陣には初めての北海道だから、長時間運転させるわけにはいかない」とか、なんとか。
本当は先生が運転したいからだったりするんだよね。あっ……男の子(男性)は車が好きだからっていうこともあるのかな??
珈琲(紅茶)を飲み終え、会計をすませると、レンタリースまで歩いた。朝早いから、車は少ない。先輩方は、やっぱり最後を歩いている。1番話しやすそうな先輩に声をかけた。
「先輩、お疲れですね?? 」
「大丈夫です」
「元気ないですね。眠いですか?? 」
「ぅ……」
「楽しみましょうよ。あっ……もしだったら、荷物持ちますよ」
「大丈夫だよ。君は大丈夫なの?? 荷物持とうか?? 」
「気持ちだけで充分です。有難うございます。」
「おはようございます。よく眠れましたでしょうか。本日の天気は晴れ……」
さっきのベルは目覚ましだったのね。今日は晴れなんだ。また外を見ると、港からネオンで飾られた街と大観覧車が見えた。少しずつ空が明るくなった。荷物を持って部屋をでた。
昨日のお昼に集合した踊り場に、皆が立っていた。
「おはようございま~す」
「おはよう。よく寝れた?? 」
「はい。寝れましたが、起きたのが3時45分だったので、まだ少し眠いです」
社会人学生と話した。今日から北海道にいるんだと考えただけで、ワクワクしてきた。
フェリーを降りて、外に出た。午前6時前だから、店は開いてない。私たちは埠頭を歩いた。太陽の光が海に反射して綺麗だった。新潟(じもと)にいると早起きが出来ないくせに、旅行だと早起きするなんて口が裂けても母に言えない。
「そこの2人、写真撮るから並んで」
社会人学生のお姉様1人がデジカメを持って話しかけてきた。私は友人と2人で撮ってもらったり、先生とお姉様を撮ったりした。
「そろそろ、レストランが開くだろうから、そこに行って誰と、どの車に乗るか決めつつ、珈琲を飲もう」
先生の提案をうけ、レストランまで歩いた。先輩方(特に4人組の1人)は眠そう。夜遅くまで起きていたのか、大欠伸をしてぐったりしていた。レストランに入って珈琲(もしくは、紅茶)を注文してから、誰がどの車に乗るか決めた。くじ引きかな??
先生がメモに何か書いている。どうやら、あみだくじで決めるみたい。
「先生の車には乗りたくないよね」
「そうだけど、それを言ったらマズいよね」
「こっちで合流する子が先生の車だと良いよね。どうか、先生の車に当たりませんように」
合掌して、あみだくじの番号を選んだ。線をたどると、3号車だった。友人は2号車。あみだくじで決めた理由を先生に聞けば、「色々な人と交流するため」だとか。昨日初めて会った人たちと、何を話せばいいのかわからない。まして、1番年下だから気遣いも注意しないといけない。
「先生は、何号車?? 」
「私は1号車です。1年生は誰も乗らないね」
そう言って寂しそうな顔をした。どうやら、こっちで合流する予定だった子が体調不良のために、急遽キャンセル。先生の車に乗らずにすんだことは、正直嬉しかった。でも昨日の彼は、2号車だったのが残念。あとで友人から情報を聞けばいっか。
最終確認で、3号車に乗車するメンバーは、2年生と3年生の先輩(4人組の2人)に、社会人学生のお姉様。運転するメンバーは、2年生と3年生の先輩が交代でするとのこと。先生いわく「1年生は免許を取って日が、まだ浅い(特に私)。 女性陣には初めての北海道だから、長時間運転させるわけにはいかない」とか、なんとか。
本当は先生が運転したいからだったりするんだよね。あっ……男の子(男性)は車が好きだからっていうこともあるのかな??
珈琲(紅茶)を飲み終え、会計をすませると、レンタリースまで歩いた。朝早いから、車は少ない。先輩方は、やっぱり最後を歩いている。1番話しやすそうな先輩に声をかけた。
「先輩、お疲れですね?? 」
「大丈夫です」
「元気ないですね。眠いですか?? 」
「ぅ……」
「楽しみましょうよ。あっ……もしだったら、荷物持ちますよ」
「大丈夫だよ。君は大丈夫なの?? 荷物持とうか?? 」
「気持ちだけで充分です。有難うございます。」