いつか、また会える日まで。
「……ってことで、1週間後から行けることになったの!!」
「おお!よかったじゃねーか!!」
自分のことのように喜んでくれる咲夜。
「これで生徒会も全員揃いますね」
「授業のノートは僕に任せて!!」
「……よかった」
と、生徒会のみんな。
生徒会で忙しいというのに、ほとんど毎日来てくれる。
「……体育大会は出られないのかぁ……。でも気にしないで!!僕が加菜ちゃんの分も勝ちに行くから!」
「……ゴメンね〜。ありがと、頼むよ」
「無駄だ。これだけは加菜のクラスであろうと譲ることはできない」
「そうですよ。響也と咲夜がいるウチが勝ちますから、例年通りに春は転けててください」
「……春、負けない」
私と春は同じクラスで4組。
咲夜、尚真、響也が1組。
よって、今回咲夜たちとは敵なのだ。
「……ところで体育大会は何時なの?」
「10月3日だ。無理だけはするなよ?」
「ありがと!了解だよっ!!倒れちゃったら楽しくないしね」