そ ら お と

【第二章】







ー6年前ー




大好きな歌を口ずさみながら学校へと続く坂道を登る


桜がもう少しで満開になりそうな始業式



私は今日から中学2年生になります



私は、恋愛小説みたいにとびきり可愛いわけじゃない。

少女漫画みたいに素敵な彼氏がいるわけでもない。



普通の普通の女の子



学校の門をくぐるととても静かだった

「今は始業式の途中かな?」


私は不真面目な生徒ではなかった


でも朝が苦手で遅刻はしょっちゅう。



「てか春休み明けの始業式なんてみんな起きれんものなの?」


なんて思いながらゆっくり静かに学校の中にはいった






< 8 / 12 >

この作品をシェア

pagetop