きっとまたいつか


今日もクタクタのまま帰ってくると
そこにはソファーの上で寝ている最愛の人



ゆっくり近づいて
「…ただいま」
普段1度も言ったとこのない言葉を口にする


結菜の頬に手を当てると




「泣いてる…?」


結菜は泣いていた





手にはケータイ

その画面を見ると




「なつかしいな…」


俺と結菜が付き合う前にやりとりをしていたメールの画面



結菜はいつもこれを見ているのか?

これを見て泣いてるの?




そう思うととても申し訳ない気持ちでいっぱいになった
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