[完]これでも総長なわけです。






「こんな遅くに、毎日よくいるな。
家に帰らないのか?」




若い男だった。その横では、表情のない地味な女が立っていた。




「…いいんだよ、帰りたくねぇの。」




「そうか…。」




そう言って2人はどこかへ消えた。




「なんだったんだ…?」




その男の人に話しかけられてから、無性に家に帰りたくなった。




気が狂うな…ったく。






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