【続】【短】ギャップカップル

《健一SIDE》

俊哉「はぁ〜。」

大地「俊哉、いつまで、ため息ついてるつもりだよ？」

俊哉「美鈴から、今日は、一緒に帰れないってLINEきてるんだから、ため息くらいでる。」

大地「それなら、俺もだけど。」

大地も俊哉も二人にも来てたのかよ。

夢羽萌だな。仕組んでるの。

健一「仕組んだの、夢羽萌だよ。」

俊哉「なんで、わかる？」

健一「夢羽萌の癖。」

大地「くせ？」

健一「愛が足りないって思いはじめたら、優奈と美鈴、俊哉と大地まで巻き込んで、俺に愛を要求する。」

俊哉「真面目な委員長だったから、不器用なんだな。」

健一「恥ずかしいことを口で言わないタイプなだけだ。」

大地「でも、今回は、俺らにも原因ありそうだな。大学はいってから、一緒にいられなくなったし。」

俊哉「土日だけだと厳しいのか？」

健一「女って難しいからな。」

俊哉「夢羽萌の事になると、学年二位の天才でも、頭が回らないってことかな？」

健一「うっせ。そういう、俊哉達もだろ？」