新宿のデカ
第17章
17
その週の日曜は非番じゃなくて、通常出勤だった。
都心は暑い。
蒸すように。
朝、地下鉄に乗り込み、通勤する。
体は重たかった。
しかも、だるい。
だが、署には島田も来るのだし、コンビを組んでいるので、片方が欠けるわけにはいかない。
俺も思っていた。
署に詰めていても、刑事課内は電話が鳴ったり、プリンターやファックスなどが作動したりして、慌ただしい。
午前八時二十分頃、署に着くと、島田が立ち上げていたパソコンから目を上げ、
「トノさん、おはよう」
その週の日曜は非番じゃなくて、通常出勤だった。
都心は暑い。
蒸すように。
朝、地下鉄に乗り込み、通勤する。
体は重たかった。
しかも、だるい。
だが、署には島田も来るのだし、コンビを組んでいるので、片方が欠けるわけにはいかない。
俺も思っていた。
署に詰めていても、刑事課内は電話が鳴ったり、プリンターやファックスなどが作動したりして、慌ただしい。
午前八時二十分頃、署に着くと、島田が立ち上げていたパソコンから目を上げ、
「トノさん、おはよう」