新宿のデカ
「トノさん、警視庁広域指定七×二事件はまだ一課のデカたちが追ってるみたいだよ」
と言ってきた。
「羽野和夫や衛藤稀人は逃げてるんだよな?」
「ああ。アイツらに希望はないのに、どうして素直に自首しないかな?」
「羽野なんか、五人も殺してるから、自首しても裁判に掛けられれば死刑は確実だからじゃない?」
「まあ、そうだな。トノさんの言う通りだと思うよ。……羽野を捕まえないといけないデカは気の毒だろうな」
「でも、川倉と幸島は追ってるんだろ?マル被を」
そう言って、軽く息をつく。
そして、
「俺たちは所轄のデカだ。新宿区の治安を守るのが先決だから、別にいいんじゃない?本庁の担当する案件を抱え込まなくても」
と言葉を重ねた。
と言ってきた。
「羽野和夫や衛藤稀人は逃げてるんだよな?」
「ああ。アイツらに希望はないのに、どうして素直に自首しないかな?」
「羽野なんか、五人も殺してるから、自首しても裁判に掛けられれば死刑は確実だからじゃない?」
「まあ、そうだな。トノさんの言う通りだと思うよ。……羽野を捕まえないといけないデカは気の毒だろうな」
「でも、川倉と幸島は追ってるんだろ?マル被を」
そう言って、軽く息をつく。
そして、
「俺たちは所轄のデカだ。新宿区の治安を守るのが先決だから、別にいいんじゃない?本庁の担当する案件を抱え込まなくても」
と言葉を重ねた。