新宿のデカ
第33章
33
月曜の昼、仕事が立て込む合間に、仕出し屋の弁当が配られた。
一つもらい、蓋を開けて食べ始める。
樋井も島田も食事中だった。
ずっと仕事で塞がっている。
窮屈さは感じていた。
所轄でも。
実際、馴れ合いはあったにしても、刑事は堅気の仕事だ。
普段、上下ともスーツを着て、ネクタイを締め、しっかりやっている。
その日の仕事が終わり、火曜、水曜と過ぎて、木曜になる。
朝、出勤してくると、皆が刑事課フロアでテレビを付けて見ていた。
「シマさん、何かあったの?」
「うん。ちょうど六本木の通り魔事件で、容疑掛けられてた浅倉東が、六本木中央署の管轄区内で逮捕されて、身柄が署へ送られてきてるんだ」
月曜の昼、仕事が立て込む合間に、仕出し屋の弁当が配られた。
一つもらい、蓋を開けて食べ始める。
樋井も島田も食事中だった。
ずっと仕事で塞がっている。
窮屈さは感じていた。
所轄でも。
実際、馴れ合いはあったにしても、刑事は堅気の仕事だ。
普段、上下ともスーツを着て、ネクタイを締め、しっかりやっている。
その日の仕事が終わり、火曜、水曜と過ぎて、木曜になる。
朝、出勤してくると、皆が刑事課フロアでテレビを付けて見ていた。
「シマさん、何かあったの?」
「うん。ちょうど六本木の通り魔事件で、容疑掛けられてた浅倉東が、六本木中央署の管轄区内で逮捕されて、身柄が署へ送られてきてるんだ」