新宿のデカ
第37章
37
木曜の朝、地下鉄に乗って、午前八時二十分過ぎに署に着いた。
刑事課フロアに入っていき、
「おはよう、シマさん」
と言うと、
「ああ、トノさん。おはよう」
と返事が返ってくる。
「谷口啓子は吐いたかな?覚せい剤の横流し容疑を」
「うん。確か、組対五課関係者が相当絞り上げてるよ。落ちるのも時間の問題だろ」
「ああ、まあな。棚町望も強制起訴されたし」
軽く息をついた後、島田が、
「トノさん、公安は月創会をターゲットにしてるから、いずれ化けの皮も剥がれるよ」
と言った。
木曜の朝、地下鉄に乗って、午前八時二十分過ぎに署に着いた。
刑事課フロアに入っていき、
「おはよう、シマさん」
と言うと、
「ああ、トノさん。おはよう」
と返事が返ってくる。
「谷口啓子は吐いたかな?覚せい剤の横流し容疑を」
「うん。確か、組対五課関係者が相当絞り上げてるよ。落ちるのも時間の問題だろ」
「ああ、まあな。棚町望も強制起訴されたし」
軽く息をついた後、島田が、
「トノさん、公安は月創会をターゲットにしてるから、いずれ化けの皮も剥がれるよ」
と言った。