新宿のデカ
 朝起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。


 カバンを持ち、出勤した。


 乗り込んだ地下鉄に揺られながら、スマホでニュースを見る。


 朝はきつい。


 だるさは絶えずあった。


 だが、緊張感があると、神経は冴え渡る。


 署に着き、刑事課フロアに入って、島田に声を掛けた。


「おはよう、シマさん」


「ああ、トノさん、おはよう。……早く仕事始めてよ。庶務たくさんあるし」


「うん。今日も強行だな」


 そう言って、フロア隅のコーヒーメーカーでコーヒーを一杯淹れ、飲む。


 そしてデスクに就き、パソコンのキーを叩く。


 仕事をこなし始めた。
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