新宿のデカ
日曜朝の地下鉄は、比較的空いている。
ずっとスマホでネットしながら、駅に着くのを待ち続けた。
ふっと思う。
逮捕された月創会関係者に対する取調べは、まだ続いてるだろうと。
公安の人間たちも必死になる。
分かる気がした。
新宿駅から歩き、署に着いて、刑事課フロアへ入る。
フロア内のタバコ臭さは抜けなかった。
「トノさん、おはよう」
「ああ、シマさん、おはよう」
午前八時二十分過ぎだったが、島田がすでに来ている。
「トノさん、今日も仕事だよ。いつも通りね」
「うん。……シマさん、今日辺り、また歌舞伎町をパトロールした方がいい?」
ずっとスマホでネットしながら、駅に着くのを待ち続けた。
ふっと思う。
逮捕された月創会関係者に対する取調べは、まだ続いてるだろうと。
公安の人間たちも必死になる。
分かる気がした。
新宿駅から歩き、署に着いて、刑事課フロアへ入る。
フロア内のタバコ臭さは抜けなかった。
「トノさん、おはよう」
「ああ、シマさん、おはよう」
午前八時二十分過ぎだったが、島田がすでに来ている。
「トノさん、今日も仕事だよ。いつも通りね」
「うん。……シマさん、今日辺り、また歌舞伎町をパトロールした方がいい?」