新宿のデカ
 その日、朝からDVDレコーダーを起動させ、録っていた番組を見る。


 その後、昼を挟み、午後からはミステリー小説を読み始めた。


 飽きない。


 好きなことをやるのに。


 いつも思うのだ。


 非番の日は寛ごうと。


 何かしら心が騒ぐ。


 だが、今日一日が終われば、また明日から通常通り勤務だ。


 警察官は激務である。


 傍から他人が見るよりも。


 ずっと新宿の街を監視し続けるのだった。


 普段、暇は全くない。


 朝から晩まで働き詰めである。
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