新宿のデカ
 随所に。


 ひどい肩こりなども避けられない。


 そういったことを感じる年齢になった。


 湿布などを貼ったりしていたのだし……。


 道場を出て、シャワールームで汗を流した後、刑事課フロアへ戻っていく。


 相変わらず騒がしい。


 所轄の警官もそれなりにいろいろあるのだ。


 業務が。


 島田がパソコンに向かい、キーを叩く。


 傍から見ると、疲れているようだった。


「シマさん、稽古で体力消耗しただろ?」


 そう訊いてみると、島田が、


「ああ。体動かすと、疲れるからね」
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