新宿のデカ
働き詰めだと。
一日経ち、火曜の朝、島田が言ってきた。
「トノさん、今日辺り、また歌舞伎町を巡回しようよ」
「ああ。最近、物騒だからな。あの街も」
頷き、時間になるまで、課内で勤務し続ける。
思っていた。
新宿も変わらないなと。
歓楽街は日本全国、どこでも危険地帯で、危なっかしい。
その手の場所を見張るのが、警察官の仕事だ。
ヤクザがまだいる。
新宿という欲望の街にも。
とにかく、俺たち刑事は危ない人間と対峙するのだ。
命懸けである。
一日経ち、火曜の朝、島田が言ってきた。
「トノさん、今日辺り、また歌舞伎町を巡回しようよ」
「ああ。最近、物騒だからな。あの街も」
頷き、時間になるまで、課内で勤務し続ける。
思っていた。
新宿も変わらないなと。
歓楽街は日本全国、どこでも危険地帯で、危なっかしい。
その手の場所を見張るのが、警察官の仕事だ。
ヤクザがまだいる。
新宿という欲望の街にも。
とにかく、俺たち刑事は危ない人間と対峙するのだ。
命懸けである。