PLACE
井ノ上麗佳、井ノ上麗佳…
あった!
教室のドアに貼ってある座席表で自分の名前を探す。
「へぇ、俺と麗佳隣じゃん。」
「珍しいね。あ行とか行の人が少ないんだね。でも良かった~、隣が蓮なら安心!!」
「俺も隣が麗佳で良かった!苦手な女の子とかだったらやだし!」
私達は自分の席に座った。
「れーいか!」
その声に顔をあげてみると、そこには親友の鮎川 咲希(あゆかわ さき)が突っ立っていた。
「あ、おはよ、咲希」
「久しぶりだなぁ、麗佳の顔見るの。幼馴染みとの春休みはどーだった?」
「ほとんど家でゴロゴロしてたよ」
咲希は私の答えに不満そうな顔をして椅子にドサッと腰を下ろした。
「いいよねー、幼馴染みがイケメン揃いでさっ」
「ちょっ、隣にいるんだからっ」
蓮には聞こえないくらいの声で咲希に囁いた。
蓮と目が合う。
あれ?今顔が赤くなった?
気のせいかな…?
「モテモテだよね~。三人とも。麗佳が羨ましいっ!」
「はぁ…」
三人ともモテるのは知ってる。それでいつも三人と一緒にいる私に嫉妬する人も多い。
勝手に嫉妬されても困るんだけど…。
私悪くないじゃん。
「ねぇっ、三人のうち付き合うとしたら誰がいい?」
「なっ…」
三人ともカッコいいし、皆大好き。
こんな私が選ぶとか出来ないし…
「そっ、そんな、選べるわけ無いでしょっ」
あった!
教室のドアに貼ってある座席表で自分の名前を探す。
「へぇ、俺と麗佳隣じゃん。」
「珍しいね。あ行とか行の人が少ないんだね。でも良かった~、隣が蓮なら安心!!」
「俺も隣が麗佳で良かった!苦手な女の子とかだったらやだし!」
私達は自分の席に座った。
「れーいか!」
その声に顔をあげてみると、そこには親友の鮎川 咲希(あゆかわ さき)が突っ立っていた。
「あ、おはよ、咲希」
「久しぶりだなぁ、麗佳の顔見るの。幼馴染みとの春休みはどーだった?」
「ほとんど家でゴロゴロしてたよ」
咲希は私の答えに不満そうな顔をして椅子にドサッと腰を下ろした。
「いいよねー、幼馴染みがイケメン揃いでさっ」
「ちょっ、隣にいるんだからっ」
蓮には聞こえないくらいの声で咲希に囁いた。
蓮と目が合う。
あれ?今顔が赤くなった?
気のせいかな…?
「モテモテだよね~。三人とも。麗佳が羨ましいっ!」
「はぁ…」
三人ともモテるのは知ってる。それでいつも三人と一緒にいる私に嫉妬する人も多い。
勝手に嫉妬されても困るんだけど…。
私悪くないじゃん。
「ねぇっ、三人のうち付き合うとしたら誰がいい?」
「なっ…」
三人ともカッコいいし、皆大好き。
こんな私が選ぶとか出来ないし…
「そっ、そんな、選べるわけ無いでしょっ」