PLACE
「ねー蓮っ、アイスクリーム食べよーよ」


「金欠」


「じゃあ、俺が出して上げる!!」


「まじか?今度返すな。」


俺らはアイスクリームを買った。


「ここのアイスクリームまじ美味しいんだよねー」


「近道行こうぜ」


少し狭い道を進む。そこで三人の男とすれ違った。


ドンッ

ベチャッ


「おい、ちょっと待て。俺の制服にアイスついちゃったんだけど」 


「ごっ、ごめんなさいっ」


おかしい。そっちがぶつかって来たはずだ。

「ごめんなさいで住むと思ってんの?金払えよ、金!」


「そっちがぶつかって来たんじゃないかぁっ!」


「浩太っ」


俺は浩太を止める。最低限問題を起こすなと目で合図する。


「アイス制服に付けといて、こっちがぶつかって来ただと?なめてんのか?」


「すいません。許して下さい。」


「金払えよ」


「今、金欠で…」


「ふーん、じゃ、やっちゃおっか。」


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