PLACE
「まぁ、そんな事があったんだよ。三人しかいなかったから良かったけどな」


へぇ。そんな事があったんだ…。


「あれ?君たちってあの時の…」


振り返ると私の後ろには原田くんが立っていた。


「何の様だ。」


「懐かしいね。」


「ここで、問題は起こすなよ、麗佳ちゃんの前だから。」


「今更そんな気ないよ。
へえ、この子麗佳ちゃんって言うんだ~」


顔を覗きこまれる。
やめてよ、こっち見ないでっ
私は顔を反らす。


「かわいいっ。この二人のどっちか彼氏?」


か、彼氏!?
私の体温が急上昇する。


「おっ、幼馴染みですっ!」


「じゃあ、フリーなんだ、今。」


クラスの皆がこっちを見てる。


「麗佳ちゃんに手を出すなよっ」


「どーしよっかな~?手を出されたくなかったら」




「守ってみろ」


「望むところだ。」



何この展開……
怖いよ…

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