PLACE
「麗佳ちゃんの匂いがするー」


そう言って私のお腹に顔を擦り付けてくる。かわいいよ、もう。


「麗佳~」


窓から顔を出したのは浩太の双子の佐野原
蓮(さのはられん)

「あっ、蓮、おはよっ」


「今日から学校だぞー。」


「うん!楽しみっ。クラスどうなるかな?」

そう。私達は今日から高校二年生!
今日は、始業式。それと、クラスが決まる日。

「麗佳ちゃんは俺と一緒のクラスなの!」


「はいはい。麗佳、時間大丈夫かよ?お前、これから朝風呂だろ?」


えぇっと…
今何時?
……6時30…
電車は…7時…
あ、ちょっとヤバいかも。


「蓮、ありがと!入ってくる!
浩太、ちょっと朝シャンしてくるから、帰って準備しといてねっ」


「早く出てきてねっ」


「うん!分かった!」

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