PLACE
急いで髪を乾かし、準備して家を出た。


「ごめーん。待った?」


「麗佳ちゃんっ、待ってたよ~!」


「俺らも今家出たとこだよ」


「そっか、なら良かった!」


「麗佳が来たならもう行こうぜ。」


琉生はそう言って、一人でスタスタと歩きはじめる。

琉生…


「気にしないで麗佳ちゃん。琉生兄は元からああいう性格だからさっ」


「…うん。」



私はそのまま浩太に手を引かれ、学校へ向かった。


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