イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
か、かかか、叶多くん・・・。
「きゃーっ!天使くんが代表!?すっごーい!」
紗耶ちゃんをはじめ、周りの人たちは違う意味で興奮状態。
い、いやいや!意味わかんないし!
叶多くんって代表に選ばれるほど、優秀だった?
全然、知らなかった・・・。
そんな注目人物、叶多くんは、元気に壇上にあがり、笑顔いっぱい挨拶をした。
『僕、喜瀬叶多です♪この学校には、なんと!僕の大好きなお兄ちゃんが3人いて、頑張って受験したの!そしたら受かっちゃって、先生たちには感謝してもしきれないんだぁ♪だって、僕のことを・・・超長文のため省略。』
な、長い・・・。
叶多くん、挨拶長すぎ・・・。(しかも"挨拶"ではない。)
だけどあたしと千早以外の人たちは楽しそうに、まるで我が子を見守るような優しい、遠い目をして叶多くんの挨拶をきいている。
お、おかしい。みんな、洗脳されるの早すぎです!!