イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~



死にかけていた男性生徒を救うために、総攻撃を食らっていた千早を見つけた壮真先生は、ステージから大きく彼の名を呼んだ。




「千早くーん!入部待ってるよ~!!」



「誰がするか!・・・じゃなくて、助けろや!」



「千早くんは友達が多くて羨ましいなぁ!」




相変わらずな壮真先生は、最後に新入生に「入ってね!」そう告げると、ステージをあとにした。




フルボッコにされている健気な弟を見て、"友達が多くて羨ましい。"と純粋に思うあたり、壮真先生はさすがですね・・・。



あれは悪乗りで言っている顔ではなかった。



そもそも彼の頭の辞書の中に悪乗りという言葉はないだろう。





「そうちゃーんっ♥手ふってぇー♪」


「壮真先生だいすきー!!」


「そうちゃんあいしてるー♪」



そしてこの人気ぶりも、他の3人に負けていない。




「あの先生、かっこいい。」


「確かに!部活、気になるかも♪」



新入生にもどうやら気に入られたらしい。



入部を検討している様子の子もちらほらうかがえた。



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