イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
「あーいいなぁ。紗耶も壮真先生みたいなイケメン教師と禁断の恋したぁい!この際、紗耶も入っちゃおうかな?音楽部っ!」
紗耶ちゃん・・・。
隣で興奮気味に話す紗耶ちゃんは、勢いのまま本当に入部しちゃいそうで心配。音楽部なんて入っても、絶対!ろくなことないし。
「や、やめなって。そもそも紗耶ちゃんは可愛いんだから、もっと他にいるでしょ?そういえばちょっと前まで付き合ってた彼氏はどうしたの?最近話聞かないけど・・・。」
「あー、それね!忘れてた!そう言えば別れたんだった!」
「それ、ちゃんと話し合って決めたの?彼氏さん、知ってるの?」
「さぁ~。言ってないから知らないかもしれないけど、いいよ別に!」
よくないし・・・。
でも、紗耶ちゃんは美人だし、明るいし、それに・・・。
あたしは自分にはない、紗耶ちゃんの大きく膨らんだ胸を見つめる。
「くぅ~!!今日も肥やしてますね!」
「は?なによ、いきなり?」
自分も同じ位置まで視線を下げてみるものの、ない。
ない!ないない!!紗耶ちゃんにはあるものが、あたしにはない!!