イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
でもって、その叶多くんが笑ってた、碧くんの本性ってのが・・・。
まぁ、後々(ノチノチ)わかることだ。
「じゃ、もか手繋いで帰ろぉー♪」
「うん、いいよ。」
冷や汗を浮かべつつ、差し出された叶多くんの右手に自分の手を重ねた。
強く優しく握られて、腕を振って歩き出す彼。
「叶多くん、背、伸びた?」
普段は気付かないけど、こういうときは不思議と目がいってしまうもので。
前はほとんど変わらなかった彼の身長が、少しだけ高くなっている気がした。
「あ、気付いた?僕ね、前より1センチ伸びたんだよぉ♪」
「へぇー!すごいね!壮真先生みたいに大きくなりたいって言ってたもんね。」
「えへへー♪」
そんなあたしたちのやり取りを、隣の千早は、反吐が出るような顔をして見ていた。
千早ってばほんっとイヤな性格なんだから!