イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
上目遣いにあたしを見る叶多くんから逃げられない。
反則だよ、叶多くーん・・・。
「んー・・・。じゃぁ、今日だけね?」
「うんっ!えへへ♪もか、だぁいすき♥」
叶多くんはにっこり笑顔に戻り、エンジェルスマイルのまま、あたしに頬ずりしてきた。
あたし、"今日だけ"って台詞、あと何回使うことになるんだろ?
叶多くんには参っちゃうよ・・・。全然お魚が食べられないんだもん。
体にも良いのに。
なんて、ため息混じりに考えつつ、渋々エプロンを手にとると・・・。
「おい、叶多。オメー、いい加減にしろ。」
はっきりと言い返せないあたしの代わりに、叶多くんを叱ってくれる人がいた。