イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
無事、最低ラインの3種目を書き終えたあたしは席へ戻る。
紗耶ちゃんは自分の選んだ3種目の他にも、別の種目を2つ選択して名前を書いていた。
紗耶ちゃん、すごい。5種目も出るなんてかっこいい!
「よーし、皆書いた?じゃ、残りの穴は、千早の名前で埋めるとして・・・。」
千早以外の全員が書き終えた後、慎くんが爆睡中の千早の名前を、空いている箇所に次々に書き足していった。
今年はなんと、12種目。
でも、ちゃんと慎くん自身も同じくらい出場するみたいだ。
この2人がまた同じクラスって・・・。
絶対、クラス替えミスしたよね。先生たち。
「もかのクラスってどこかなぁー。あ、もかはっけーん♪♪」
そんなときに聞こえた、何やら聞き覚えのある可愛らしいふわふわした声。
クラス全員が廊下側へ目を向けた。
その先にいるのは・・・叶多くん!?