イケメン☆ブラザーズ~秘密の♥同居生活~
そんな叶多くんを前に、担任の先生に目で助けを求めると、先生は苦笑い。
「ま、まぁ、喜瀬くんは入学試験も優秀だったしな・・・。新崎に任せるとしよう。」
せ、先生ーっ!!
あまりにも無責任じゃないですか、それ!
あたしが抗議しようにも、女子の皆はすっごく嬉しそうで、壊すわけにはいかなかった。
「僕もこのクラスに入っちゃおうかなぁー♪」
皆、「入って入って~」なんて叶多くんのテンションにのせられちゃってるし・・・。
いつもなら「帰れ!」そう言って追い返してくれるであろう千早は、こんなときでも目を覚まさない。
「あ、対面式でもかとお話してた女の子♪いつももかがお世話になってまぁす♪」
「え?あ、ううん!そんなことないの!か、叶多くんは千早の弟さんなんだよね?紗耶、全然知らなくてびっくりしちゃった!」
ついには、叶多くんったら、隣の席の紗耶ちゃんにまで手を出し始めた。
もともと昨日の対面式の時点で、叶多くんLOVEだった紗耶ちゃんは、顔を緩ませて答えてる。