一週間だけ付き合って
「彩、着替えたわね。じゃあ走るわよ!遅れる。」
「うん、体育だけは遅れてはならないんだから!」
体育の時間、遅れると体育の時間中、ずっとグラウンドを走らなくてはいけないのだ。
それだけは、絶対に嫌だ!
そう思い必死で走るとギリギリで間に合った。
「よし、全員いるな。じゃあ始めるぞ。今日は、体育祭の練習だ。
だから、自分の種目の練習しろよ。
じゃあ解散。」
先生がそう言うとみんな、それぞれの種目の練習に取りかかった。
ちなみに私の種目は借り物競争。
由香ちゃんと一緒。
西村君はリレーのアンカー。
すごいよね。アンカーなんて。
「彩、練習するわよ。」
と由香ちゃん。
借り物競争は何練習するんだろ?
そう思ってるとみんな走る練習をしていた。