一週間だけ付き合って

目を覚ますと私は保健室で寝ていた。


「起きたか。」


「うん、おはよ。って西村君⁉︎
なんで? てか私、借り物競争の練習っ!」


「うん、とりあえず落ち着け。

一応言っておくと、お前は倒れたんだよ。体育の時間。

そして今は6時半くらい。完全授業終わってるよ。」



今6時? どんだけ寝てたの私…。

でもなんで倒れたんだろ?

確かに今日ダルかったけど…。


そんな私の考えを読み取ったのか西村君は申し訳なさそうにして


「熱があるんだよ。お前。
多分俺のがうつったんだと思う。
悪いな。」


と言った。
< 124 / 259 >

この作品をシェア

pagetop