一週間だけ付き合って
目を覚ますと私は保健室で寝ていた。
「起きたか。」
「うん、おはよ。って西村君⁉︎
なんで? てか私、借り物競争の練習っ!」
「うん、とりあえず落ち着け。
一応言っておくと、お前は倒れたんだよ。体育の時間。
そして今は6時半くらい。完全授業終わってるよ。」
今6時? どんだけ寝てたの私…。
でもなんで倒れたんだろ?
確かに今日ダルかったけど…。
そんな私の考えを読み取ったのか西村君は申し訳なさそうにして
「熱があるんだよ。お前。
多分俺のがうつったんだと思う。
悪いな。」
と言った。