一週間だけ付き合って


「ちょっと、おいて行かないでくださいよ。」


「黙れ。こいつが起きる。」


俺がそう言うと女は小声で


「お友達…って女ですか⁉︎ 」


「彼女です。」


俺がそう言うと女は彩の顔をマジマジと見て、


「彩、さすがよ。」


と言った。


「なんだ、知り合いか?」


俺がそう聞くと女は嬉しそうに


「はい。そうです。
それにしても彩はすごいな。こーんなカッコいい男の子見つけちゃってさ。

私の審査にも合格したし。
じゃ、西村 大和君、彩をよろしくね。」


そう言って女は帰って行った。


審査? 合格? 何のことだ?
って、あの女なんで俺の名前知ってんだよ!
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