一週間だけ付き合って
本当よく寝るな。こいつ。
まあ、熱あるし、しょうがねえか。
「本当、無防備。熱があるにしても一応男が同じ部屋にいるんだぞ?」
そう呟いて彩の体のラインをなぞる。
すると彩はピクンと体を震わせてから
「…んぁ…ゃっ…」
と声を漏らした。
その声で我に返る。
「ったく何してんだよ。俺。」
これじゃ、寝込みを襲ってるだけじゃん。てか、起きたか?
ーーよかった。寝ていた。
やべ。眠くなってきた。
少しだけ寝るか。
「おやすみ。彩。」
俺はそう言って眠りについた。