一週間だけ付き合って
「んー、よく寝た…って、えっ?」
私が目を覚ますと西村君は寝ていた。
スヤスヤ眠る西村君は子供みたいで可愛い。
西村君のことをじーっと見つめていると西村君は急に起き出して意地悪そうに笑った。
「何? 見惚れてんの?」
「な、起きてたの⁉︎ 」
「うん、まあ。
そういえば熱は?」
そう言って体温計を渡してくれる。
体温計をもらって測る。
「36.5度。熱下がったぁ。」
「そうか、それは良かった。
じゃあ明日から学校これそうだな。」
「うん!
心配してくれてありがと。」
私がお礼を言うと西村君は急に思い出したように質問してきた。