一週間だけ付き合って
「マナちゃん…」
「それより、藤本さんなんか泣きそうな顔してるよ?
話聞いてあげたいのはヤマヤマだけど、これから私委員会あるし、私には聞く権利がないから…。
でも、またいつでも相談に乗るから。
じゃあね!」
そう言って走り出して行くマナちゃんはとても幸せそうな顔をしていて今の私には羨ましかった。
「西村君、やっぱ奈美さんが好きなのかな?」
でも西村君は私を好きって言ってくれた。
だから私はそれを信じることにする。
…でも少しだけだから、いいよね?
そう問いかけて私は
「西村君のばかぁ…」
静かに泣いた。