一週間だけ付き合って
「これは口外しないでください。
彩にはいずれ俺が話しますから。」
西村君はそう前置きしてから話した。
ーーー
ーー
「ーーっていうことです。」
「そういうこと…」
西村君の話を聞いて納得した私。
「だったらしょうがないわね。
ーーでも彩を泣かせたりはしないで。」
「それはわかっています。」
「最後に聞くわ。
西村 大和、あんたは彩のこと好き?」
「こんな当たり前な質問しないで下さい。
好きですよ。好きって言葉じゃ足りないくらいにね。」
そう即答する西村君の目は真っ直ぐで本当に彩、一筋だと、わかった。