一週間だけ付き合って
「西村君! 何勝手に入ってるのよ!」
部屋に着くなり叫ぶ私。
そんな私を西村君は無視して
「それより、聞いてほしいんだけど。
俺と奈美のこと。」
西村君がそう言った瞬間、昨日、西村君と奈美さんがデートしてたことを思い出した。
そして思い出した瞬間、私は叫んでいた。
「嫌! 聞かない!」
だって、より戻したい。とか言われたら私、立ち直れないもん。
「聞けよ。」
「嫌っ!」
そう言って耳を塞ぐ私の手を掴んで私を床に押し倒した。
「わっ!」
そして私の上に乗る西村君。
って、乗るのは間違ってるよ!
「西村君、降りて!」
「無理。」
西村君はそう言いながら私の両手を掴んで身動きが取れないようにした。