一週間だけ付き合って

「お待たせしました。

こちら、カフェオレと
ミルクティーでこざいます。」


カフェについて注文していた飲み物が届く。
ちなみに私はミルクティーだ。


「私ね、彩ちゃんに相談があるの…」


急にしんみりした感じで奈美さんが口を開く。


「な、なんですか?」


さっきまであんなにテンション高かったのに…


「実はね、私好きな人がいるの…」


「野元 真ですよね?」


私がそう言うと奈美さんは目を見開いた。


「なんで、知ってるの?
あ、もしかして大和から聞いた?」


「はい。すみません。勝手に聞いちゃって。」


私がそう言うと奈美さんはニコッとわらった。
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