一週間だけ付き合って
「ちょっ、お母さん、違うのっ、これは…」
私が慌てて弁解するも、もう遅い。
お母さんはため息をついて、
「こういうことをするならホテルに行きなさいよ。」
と、なんとも勘違いしてることを言った。
いや、あながち勘違いでもないけどね?
確かに私が拒否しなかったらそうなってたかもしれないけどね?
でも、
「違うんだってば〜!」
また叫ぶ。
すると今度は西村君の手が私の口を塞いだ。
「彩、近所迷惑。学校行くよ。
では、また。」
そう言って西村君は私の口を塞いだままお母さんに会釈して学校へ向かった。