一週間だけ付き合って
「だって、彩は可愛くて、優しくて、責任感もあって、でもちょっと意地っ張りで、弱いくせに強がっちゃって…」
突然私について語り出した西村君。
耳元で囁かれるからよけいに恥ずかしい。
「西村君っ、分かったから! 許すよ!」
私がそう言うと西村君はクスッと笑ったあと、
「じゃあ俺のこと好き?」
と聞いてきた。
「好きだよっ! 大好きに決まってるじゃん…。
そんな簡単に嫌いになれるわけないじゃん!」
私がそう言うと今度は真っ正面から抱きしめてーー
「それは、反則だよ。彩。」
そう耳元で囁いた。
それにまた高鳴る鼓動。
ーー私は彼に夢中の様です。